マウイでウォータースタートマスターしよう

陸上トレーニング:
きれいな白い砂のビーチで、まずは、セイルの扱い方をシミュレーションします。セイルを水から抜くときは、マストを斜め風上側に、一気に引き抜くようにします。水が抜けたら、両手をブームに持ち替えて、写真の状態にします。この状態のときセイルは、十分に風を受けていて、セイル自身が風に浮いている状態です。ここで足をボードに乗せて、風の受け方、逃がし方とボードのコントロールのコツを体得します。海上で、このポジションのまま、ボードコントロールができれば、ウォータースタートの80%は、できたも同然です。

では、早速、海に入ってみましょう。

レディーポジションの確認:
セイルに風を入れて、セイルトリムをしながら、ボードの向きをコントロールしてみます。ウォータースタートで、よくある失敗は、立とうとした瞬間に、ボードが風上に向いて、セイルからパワーをもらえずに、そのまま沈んでしまうことです。この壁をクリアーするために、ボードの向きを自由にコントロールするコツをつかんでください。それには、後ろ足と、マストの付け根の2点を利用するのですが、まずは、マストだけ動かして、そのときのボードの挙動を確認してみます。では、いよいよ、両足も乗せて、浮いてみましょう。

 

風を受けて、ボードをコントロール
セイルに十分風を感じたら、片足ずつボードに足を乗せます。足を乗せるコツは、まず、背泳ぎのように上体を海面に平行に浮かせます。それから足をビート板の上に乗せるぐらいの気持ちで、そっとボードの中心線上に置きます。このときボードに乗せる足に力が入っていると、すぐにボードが風上を向いてしまいます。あくまでもそーっと。この状態のまま、ボードの向きをコントロールして、タイミングを待ちます。ここまでの間に、風が弱くてセイルが落ちてしまうようなときは、もう一度、レディーポジションで、風を待ちます。

さあ、いよいよ立って見ましょう。

 

ウォータースタート成功
ここまでくれば、最後のフィニッシュを残すのみ。
セイルに風が十分に入って、ボードの向きがコントロールできたら、ブローを見計らって、ボードに立ち上がります。
1)セイル手を引き込み、マスト手を伸ばしてセイルに風のパワーをもらう。
2)へそを見るような感じで、顎を引き頭を前方に曲げる。
3)体が水面から上がったら、すぐにセイリングの姿勢に入る。ここから先は、いつものようにセイリングするだけ。

これで、マウイの極楽セイリングがぐんと楽しくなります。

ワンポイントアドバイス

 ボードに足を乗せるときは、そっと置く。背泳ぎの要領で体を水に浮かせて、足から力を抜いてみましょう。

立ち上がる前に、ボードの向きをしっかりコントロールしておきます。ここさえしっかりマスターすれば、立つときの失敗を最小限にできます。

風が弱めのときは、片足だけ乗せて、もう一方の足は、水中に伸ばしておきます。水の上に出ている重量が軽くなって、弱い風のパワーでも、あがることができます。

セイルを水から抜くときは、ボードのテイルにブームを乗せて、マストつかんでいれば、セイルの下に風が入ってきて、自然に水から抜けていきます。

カナハは、クロスオンショアーの風なので、少し沖に出てから、戻ってくる方向のウォータースタートの練習をしているうちに流されてもビーチに戻ってきます。湾の中に戻ってくる範囲で、安心して、ウォータースタートの練習ができます。同じレベルの人たちが、同じ場所で練習しているので、安心です。

カナハのトレードウィンドは、いつも決まった方向から吹くので、ボードの向きを決める目印を見つけると役に立ちます。たとえば、アウトに向かうときは、島の端っこを目印に、戻ってくるときは、ビーチの木などを目印にして、ボートの向きが正しいことを確認してから、ウォータースタートを始めましょう。

 

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